Diana Agentは下記に説明するように、「自己進化モジュール」、「イベントドリブンハンドラ」、「行動予測・支援モジュール」、「集合知管理モジュール」、「環境構築モジュール」から構成されるミドルウェアです。
ここにアプリケーション独自の設定をすることにより、アプリケーション独自の動きをするエージェントが生成されます。
さらに使い続けることにより、製品の持つ自己進化機能を使い、よりユーザーの嗜好・行動の傾向を把握し、正確な予想やリコメンドができるようになるわけです。
また、Diana Agentは能動的に動きますので、ユーザーの操作を待つことも無く、常に新しい情報を自ら得て自己進化を続けていきます。
エージェント技術の他にも、
自己進化する部分を自己進化オブジェクトとして弊社の得意とする独自インタプリタエンジンを使ったスクリプト言語でロジックを記述します。ロジックの正確さが一定レベルに達していないと判断した場合はスクリプトがエンジンによって書き換えられ、より正確になっていきます。
ここで進化させたロジックはアプリケーションの様々な部分で実行され、行動予測モジュールへ正確な情報をもたらします。
Diana Agentはユーザーの端末操作を待つことなく、自律的に動作するソフトウェア群です。ユーザの行動や環境の変化、あるいは世の中に起きている事柄の情報収集などをイベントとして捉え、それによって最適な動作を行うように構成されています。
内部にアプリケーション独自のロジックを組み込んだ複雑なステートマシーンを保持することにより、ごく小さなイベントであっても行動推測のトリガーとなり得るような仕組みになっています。
自己進化モジュールやイベントドリブンハンドラー、集合知管理モジュールから得られた各種情報を基に行動予測を行う根幹部分。蓄積されたあらゆる情報やイベントを総合的に解析することにより高い正確性を持った予測が可能となっています。
今や個人個人隅々まで広がったネットワークとSNSの浸透のおかげであらゆる情報が「集合知」となっています。この小さな情報が固まってできた集合知をより正確な「情報」として扱うために弊社の集合知管理モジュールは人工知能機能を使って情報をフィルタリングし偏向させています。
本モジュールは情報の収集パートとフィルタリングパート、診断パートから構成され、それぞれアプリケーション特有のロジックが組み込めるようになっています。
環境構築モジュールは、アプリケーションに係るすべてのロジックと情報、設定値を格納し、Diana Agentを当該アプリケーションに最適な動作をするようにします。
ここに格納された情報は他モジュールから参照され、また改変されていきます。